先に報告したAI-SHIPSシンポジウム(AIを用いた新たな毒性予測に向けて、AI-SHIPSプロジェクト― 事業の成果と今後の展望 ―)において、機械学習をしているのでAIであるという偏った、誤った考えを持っていることが明らかになりました。 これは、AIに対応する機械学習を実施していれば正しいのですが、多変量解析・パターン認識で展開されている機械学習と同様な手法を用いれば間違った適用をしていることになります。 AI-SHIPSに限らず、化学分野では機械学習をすればAIであると称し、実質的には一般的な多変量解析・パターン認識を実施していることが多いようです。
この定義に従えば、機械学習をすれば総てAIであり機械学習をすればすべて多変量解析・パターン認識と言えることとなり、明らかに矛盾してきます。 この矛盾は機械学習に関する理解が不十分であるために発生すると考えます。
機械学習をすればAIであるという自分に都合の良い/間違った主張や観点は、今後の真のAI展開において不適切なものとなりますので、本ブログにて機械学習について考察いたします。